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自身のケガをきっかけに進んだカイロプラクティックへの道。機能神経学、運動生理学などをベースとしたNEXT Instituteを創始。

タナカ神経機能医学研究所

田中 伸彦 先生

江崎器械: 今回は治療院紹介をお受けいただきありがとうございます。

田中 伸彦 先生(※以降、敬称略): こちらこそ、よろしくお願いいたします。



江崎: さて、カイロに興味を持たれたきっかけを教えてください。

田中: はい、私の家は代々600年続く武術「活殺術」の宗家でして、文字通り活かす術と殺す術を伝承しています。その中の活かす法として、いわゆる整体術を祖父から学びました。

江崎: 実は私も格闘技が大好きなんですが、先生は合気道SA6段の腕前だとか・・・。

田中: はい、師範の免許も持っています。SAとは変わった名前ですけど、シュート合気道つまり真剣勝負の実践合気道という意味なんです。

江崎: なるほど、けがをされることも多かったのでは?

田中: 祖父からの活殺術に加え、中学、高校とラグビーもやっていましたので、実際体はぼろぼろでした。

江崎: その後、大学で経営学を勉強されたそうですが?

田中: そうです。卒業後、会社勤めはしたくなかったし、祖父から学んだ技術で整体をやろうかと考えたのですが、やはり勉強していないのはダメだと思い、国際カイロプラクティック専門学校に行く決心をしました。

江崎: なるほど。


カイロプラクティックとの出会いで感じた疑問。
なぜ「治る人と、治らない人がいるのか?」


田中: 当時は何も考えずカイロを勉強していました。もちろん、施術も受けました。そして自分の体がわるくなってしまった。
ですので、出会いとしては最悪ですよね。おかしな話ですけど、カイロとの出会いで感じたのは「ほかの人は良くなったのに、なぜ自分は良くならないのだろう」という素朴な疑問です。

江崎: それは意外です。

田中: ただ誤解してほしくないのはカイロでよくなる人もたくさんいるということで、治る人、治らない人がいることがすごく疑問でした。その時は椎間板ヘルニアと診断され、コックステクニックを試しても治らず、約3か月間、介助なしには寝返りも打てない状態で、天井とお友達でしたよ。

江崎: 今、こうしてお元気にされているのが不思議なくらいですね。

田中: みかねた友人が手術を受けることを勧めてくれ、術後は痛みが完全に取れました。もちろん、それは手術をしたからではなく全身麻酔で筋肉が弛緩したからだと思います。
ただ、痛みは取れたのですが両足がピクリとも動かなくなってしまいました。
入院病棟で聞くのは「治った」という話と「治らない」という話です。あるおじいさんから「2か所ヘルニアがあるといわれて手術したけど、今まで上れた階段が上れなくなった」とも聞かされました。
足の麻痺は「精神的なものだ」と先生に言われ、頭にきましたが歩きたい一心で必死にリハビリをしました。それで歩けるようになりました。

江崎: 精神的なもの・・・ですか。

田中: 当時、国際カイロに講師としてこられていたDr. LeBeauから、「そんなに大きなケガをしたんだから君はいい先生になれるよ」と励まされました。うれしかったですね。

江崎: 肩を脱臼した患者さんが、まだ痛みが残っていると先生に告げると「もう骨は元に戻っているから痛いなんてことはないでしょ」と言われたと聞きました。本人が痛いと言っているのに・・・。

田中: その先生もそうですが、患者さん目線ではないのだと思います。
その後、先生の講義をアメリカも含めて3クール受けて教えを乞いました。先生はアメリカの柔道ナショナルチームのドクターで、自身もベトナム戦争で大けがをし、帰国後にも交通事故に遭われ大変苦労をされたそうです。
「カイロなんて」と思った時もありましたが徒手医学が好きだったこと、Dr. Lebeauの言葉に励まされたことがカイロ続ける原動力でした。

江崎: 意外でした。ほとんどの先生が「カイロですごく元気になった」とおっしゃるので・・・。


疑問と徹底的に向き合い発見した
カイロプラクティックのテクニックと神経生理学とのつながり


田中: 「なんで治る人、治らない人がいるのだろう」と言う疑問、もっと勉強してこれを徹底的に解明してやろうと思いました。乱暴な言い方ですが、カイロでは「膝痛」も「うつ病」も原因はサブラクセーションになります。でも、論理的に考えておかしいと思いませんか?発生原因も、病因も違うはずなのに原因は同じだなんて。私が患者だった時からの疑問でした。なにか納得できないというか・・・。

江崎: なるほど。私なんかは「そうなんだ」と聞いていましたが言われてみれば確かにそうですね。

田中: その後、AKを勉強していくのですが、そこでまた疑問にぶつかりました。

江崎: どんな疑問ですか?

田中: 実際に臨床に取り入れると、治療技術の宝箱のようなものであらゆるテクニックがあります。テクニックが、です。これが問題で、これをどう使うのかという普遍的な診断がないんです。またそこで「なぜ?」という疑問にぶつかるわけです。
AKの臨床をいろいろ拝見する機会があったのですが、普遍的な診断がないのでどの先生もまったくやり方が違いました。AKだけに限ったことではなく、もっと普遍的な診断に至るまでのなにかが必要だと強く感じました。

江崎: それが先生の提唱されているNeuro Functional Medicine(以下、NFM)
ということですか?

田中: 自分が感じた疑問に真正面から取り組んでやろうと思い研究し続けました。ある程度、すべてのテクニックをつなぐ作用機序を発見しました。
その答えは、神経生理学にありました。サブラクセーションという言葉ですべてを片付けてしまいがちなカイロや、それは精神的なものだと言い逃れてしまう医師。自分が患者だったら「いやだ」そんな単純な思いからです。もちろん、私のいうことに反発される先生もいらっしゃることは承知しています。でも、患者さんが望んでいることは、「我々が押し付ける哲学ではなく納得のいく説明、そして結果」、これに尽きると思います。「治療は患者さんのため」でなければならない。ここは私の譲れない哲学です。

もう少し突っ込んで説明をしますと、テクニックごとに検査が違い、テクニックも違います。それらの検査に至っては、同じ症状に対して完全に180度違う判断となる検査まであります。
それで治療を行って同じ結果が出るのであれば、その検査は何だったのかと言うことになります。そして、治療家であれば誰もが経験すると思われる「治る人、治らない人」の疑問。この「なぜ」に真正面から取り組んでいるのがNEXT-Institute の Neuro-Functional Medicineです。

神経学や生理学における基礎医学のエビデンスに基づいて、共通言語化を目指したものしたものです。カイロプラクティック、オステオパシー、理学療法、鍼灸、柔道整復など、すべてのテクニックに応用していただけると自負しています。

田中: また、NExT-Institute のセミナーでは、ファイナンシャルプランナーの方を講師に招いて経営のセミナーの開催も考えています。やっぱり、経済的な成功はこれから治療家を目指す方にとっても魅力的ですし「あんな風になりたい」と思う子供たちが増えれば優秀な人材が集まり、ひいては徒手医学の底上げにもなると思うのです。

江崎: 「憧れの存在でなくてはならない」。サッカーの本田圭祐選手もそんなことを言っていましたね。

田中: 経済的な成功は第一の目的ではないのですが、それなしには患者さんに継続して施術を受けていただくことができません。その点もNExT-Instituteでは重視しています。


江崎: NExT-Instituteセミナーには多くの先生が参加されているとお聞きしましたが?

田中: おかげさまで、初回は40名を超える方に参加していただきました。当初は4、5人も来ていただければと思っていたので、すごく嬉しかったですね。
中には理学療法の大学で講師をされている方、作業療法士、看護師の方もいらっしゃいます。現在は約60名に迫ります。この方たちと「NFM」という徒手医学の共通言語をもち、ともに研究発展出来ればこれ以上に幸せなことはありません。

江崎: ご自身が苦労したからこそ、患者さん目線でということですか?

田中: はい、患者さんのためでなければ私たちが存在する意味がないと思いますから。
おかげさまで、私のところには不況でも順調に患者様が来てくださっています。ただ、その患者さんが転勤などで移動されたとき、私と同じ治療体系と思いを持った治療院を紹介できないと言うことが多いのです。NEXT-InstituteのNFMセミナーは、私と志を共有する先生に、同じ思いで難病でも対応出来るNFMで患者さんの施術にあたっていただきたいという思いから開催しています。


江崎: 本日は貴重なお話、ありがとうございました。

田中: こちらこそ、ありがとうございました。


【タナカ神経機能医学研究所】
受付時間: 午前10:30~12:00、午後15:00~17:00(※土曜は午前と14:00~16:00の予約受付のみ)
定休日:  木曜、日曜・祝日

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TEL:0745-77-1539
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